サーフィン 波待ちと波選びのコツ
波に乗ると言っても、まずはどの波が乗れるのかを”見極める”必要があります。
今日は波待ちと波の見方と波の選び方についてコツを書いていきます。
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1、波待ちのコツ
サーフィンにとって「波待ち」というのは「休憩」であり波の観察時間です。波は常に来てるわけではありませんので、波の来ていない時間は波に浮きながらひたすら波を待ちます。この間に体力をを回復する目的も含まれています。波待ちがでリラックスできるくらいになることは初心者にとって最重要課題かもしれません。浮力の少ないショートボードで座って波待ちをするのは最初は難しいかもしれませんが、何度もトライしているうちに体が自然と慣れてくると思います。
☆ショートボードの波待ちは三点で座る
初心者のうちはぱどリングの姿勢から両肘をついて波待ちをしていてもいいと思いますが、うつ伏せ状態より、座って波待ちをした方が体力の回復が早いうえに波がよく見えるので積極的に座った状態での波待ちを練習する事をお勧めします。
2、波選びのコツ
初級者から中級者への入り口がこの波の選び方です。断言しますがイイ波に乗れば誰でも最短で上手くなれます。でも多くのサーファーは乗り方にはこだわってますが「乗る場所」にはあまりこだわっていないので上達が遅いのだと思います。いませんか?毎年レベルが変わらない人・・・。
サーフビデオなどを見ると良く理解できると思いますが、上手い人はみんな波のピークや切れ目を捕らえるのが上手い!ということに気づくと思います。そしてどんなに大きくても一気に崩れるような波には乗りません。波を選ぶと必死でパドリングしなくても波が勝手に運んでくれますし、テイクオフの時に視界が開けてボードが安定し、楽にスタートを切れるんです。上手い人=テイクオフが上手いではないんです。波の選び方が上手いんです。
☆どこでブレイクするか海に入る前にチェックしておく
まず最初に憶えておいて欲しいことがあります。それは「ビーチブレイクはブレイクポイントが時間の経過と共に変化する」ということ。リーフブレイクなどは海底の地形が変わらないので、潮の満ち引きによりブレイクの形は変われどそのポイントはあまり変化しません。一方ビーチブレイクの場合は、潮の満ち引きによって砂が堆積するサンドバーという場所の位置が刻々と変化するのでブレイクポイントも変化します。ですので、ビーチブレイクの場合はいつも同じ場所で波がブレイクするとは思わない事が大前提になります。
これを踏まえて海に入る前に現在波がブレイクしている場所を探します。まずはそこで1時間は楽しめます。小潮なら2時間程度、大潮なら1時間に1度は今自分のいる場所がブレイクポイントになっているかどうか客観的に確認した方が良いでしょう。一番良いのは一度海から上がって確認すること。確認する時間は少なくても10分くらいは経過観測していないと正確な情報は得られません。慣れてくれば海の中で移動しながら常にピークを維持できますが、最初の内は少々面倒でも海から上がって確認しましょう。
☆ななめに進んでテイクオフができるようになる
小波でテイクオフする瞬間ロングボードはターンに慣れが必要なので、いきなり斜めに乗るのは難しいのですが、ショートボードやボディボードの方は波の切れ目に乗ったらブレイクの方向に合わせて少し斜めにテイクオフしてゆきましょう。サーフィンは波の横方向に進むことで最大の推進力を得ることができますので、テイクオフも、その後の加速も非常に楽になります。真っ直ぐテイクオフしてボトムターンから横に走ることを憶えるよりは最初から斜めにテイクオフしていった方が上達は5倍くらい早まると思います。
☆悪い波に乗らないくせをつける
若い人達は質より量といった感じでどんな波にでも乗ってサーフィン気取りですが、横一直線に崩れる波に乗っても上達はしません。それどころか板を折ったり、ケガをするリスクの方が高いと思います。初級者~中級者の方は体力もあまりありませんので、1日に乗れる本数は限られています。ですので、本当に「これはいい!行ける!」と思った波に2~3本乗れたらOK♪くらいの気持ちで悠々と波待ちすれば良いと思います。地道に待っていると、きれいにブレイクしそうなイイ波に必ず巡り会えます。それが海のいいところです。自分が納得できないあまり良さそうでない波はあえてスルーすること。これも波を選ぶ技術の1つだと思います。どんな波が良くてどんな波が良くないのか分からない人は、一度サーフィンの大会などを見に行ってみると良いと思います。大会は限られた時間の中で限られた本数しか乗れないので、もの凄く波を選んでいるのが分かると思います。